【dots】Weekly Newsletter Vol.7
シードアーリーステージの主にC向けサービスを中心に投資するVCで働くキャピタリストのニュースレターです。
今週の事業アイデア
USでは中国程巨大なマーケットにはなっていないライブコマース。BuywithはブランドがノーコードでアプリDL不要のライブコマース体験を作れるサービスを提供しており、既にウォルマートとも連携しています。インフルエンサーと共に買う「Shop With me」機能でeコマースのCVRとエンゲージメントを高められるとのことです。
愛する人の画像/動画/音声/テキスト等を簡単にアップ出来るというシンプルなサービス。AgeTechではなくDeathTechに分類されています。正直Nice to have感も強くグロースが難しそうな印象ですが、ふと今死んだらデジタル上にあるものどうしようかなと気になりシェア。
パーキンソン病やアルツハイマー病等の神経障害の進行を通常のWebカメラで診断するツールです。まだFDA認証前のようですが、早期発見や医師の業務負荷軽減が期待されます。
元Snapのエンジニアによって設立された、簡単に3Dキャラクターや空間を作れるシンガポール発のサービスです。どうぶつの森やゼペットに近いイメージです。2月のシリーズAに続き、わずか3ヶ月でセコイヤキャピタルインディアがリードするラウンドでシリーズB $37Mを調達しました。今後NFTのマーケットプレイスも導入していくとのこと、ナウい。
高い離職率や人手不足に悩むUSで(最近大手tech企業のレイオフも話題ですが)、従業員を引き止めるための新しいボーナス支払サービスが登場。採用時にまとまった賞与を支払い、勤続年数が一定以下だと全額または一部を返済する必要がある、というルール作ることができるようです(逆に一定期間以上勤務すると一部ずつ確定していくもの)。スタートアップのSO的な発想です。
ファイナンス
老舗シードアクセラレーターYCombinatorが景気後退局面を踏まえ、起業家にコストカットし24ヶ月のランウェイを確保するなどアドバイスをしています。
不況については、著名VCの Lightspeed(記事)やセコイヤ(記事)からもこのタイミングでサバイバルガイドが出ています。毎回景気後退時に言われることですが、警戒するとともに、ピンチはチャンスとして、筋肉質は会社作りや人材の採用機会に活かすべきとも!
プロダクト開発
いくつかのサブスクサービスの成り立ちを見て以下3点がポイントと書かれています。
ホントにその通りと思います、これが成り立てば成功すること間違いなしです。ただそれが難しいですよねとも思いました(笑)。
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An obsession with efficiency(リーンな体制・マージンの高いビジネスモデル)
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Alignment between product strategy and acquisition strategy(製品と成長エンジンの整合性)
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A singular focus to build a magical, sticky product through rapid iteration and endless optimization(迅速で終わりのない最適化により粘着性の高い製品を作ることに専念)
USでは新規投資を控える動きもあるようですが、個人的には引き続き積極的にシードアーリーステージの投資をやっていきたいと思ってます!
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それでは次回のニュースレター配信でまたお会いしましょう!
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